DHT-T100 のポップ音を修理した時の情報です。
※ポップ音とは、DHT-T100 の内部で爆発したような「ボンッ!」と言うような音がスピーカーから連続して鳴る現象です。
結論としては、電解コンデンサの劣化が原因でした。
※ポップ音の発生要因は、いくつかあり、まずは音声の入力ゲインを下げてみましたが症状が変わらず、次の施策として電解コンデンサを疑い正解に辿り着きました。
まず初めに、音声の入力側に極小のノイズが乗っていることを確認し、ポップ音の発生要因が、このノイズと断定しました。
その後、音声の入力ゲインを下げるため、チップコンデンサを容量の少ないものに変更しましたが症状は全く変わらずでした。
次に、音声入力・出力周りの電解コンデンサを外して実測値を計測したところ、静電容量の50% ~80% 程度のものがあり、それらを交換しました。
この時点では、かなり症状の改善がみられましたが、まだ、たまにポップ音が発生しているため修理完了とはなりませんでした。
そのため、正常値と判断した電解コンデンサも交換したところ、症状が改善し修理完了となりました。
具体的には、以下画像の赤枠で囲った電解コンデンサを交換しています。
※クリックで拡大
使用した電解コンデンサは以下です。
No | 電圧 | 容量 | 個数 | 購入先(通販コード) | 備考 |
1 | 10V | 1000uF | 11 | 秋月電子(P-08424) | 直径が少し太くなるので置き換えにくい |
2 | 35V | 100uF | 2 | 秋月電子(P-02724) | |
3 | 35V | 470uF | 4 | 秋月電子(P-02719) | |
4 | 35V | 1000uF | 1 | 秋月電子(P-02722) |
ここに記載している内容は、私の個人的主観であり、対応内容について推奨するのもではありません。
あくまで個人的な備忘録の為、参考にされる際は自己責任でお願いします。
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